不耕起草生栽培

フルーチェ百姓日誌

今日は研修農家さんが作っている干し芋を
水戸市に出荷しに行きました

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途中、研修農家さんも作っている知り合いの
アスパラガス農家さんによらせて頂きました
ハウス内が研修農家さんの畑と全然違います

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研修農家さんのハウスはこんな感じです
上のハウスは慣行栽培と呼ばれ
必要に応じて害虫駆除のための農薬や
化学肥料を撒き、効率的作業、かつ収量アップを図ります
当然安全性を重視して国の安全基準は十分に保たれています
一方研修農家さんの畑は草が沢山生えていてアスパラがどこにあるかわかりません

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よく探すとこんな立派なアスパラが出ていました。
お聞きしたところによると、シーズン全部の収穫量は
上の畑も下の畑もあまり変わらないのでは、とのことです。
下の畑は農薬を使用せず、肥料は科学的に作られていない
自然の中に存在する肥料を作物に必要な分だけ与えています
一般に有機栽培と呼ばれています

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草が生えていては肥料の取り合いになるのではないかと思います
しかし、雑草と呼ばれている「カラスノエンドウ」を引っこ抜いてみると
根に豆みたいなものがついてます
実はこれはマメ科植物の根に共生する根粒菌といって
作物に必要な肥料の一つ窒素を空気中の窒素ガスを固定して
窒素化合物を作り出します
つまり、肥料を与えなくても肥料を作ってくれるのです

また、植物の根に侵入して根と共生している微生物がいます
根粒菌と菌根菌が代表的なものです
菌根菌は菌糸を植物の根の組織の中と根の外側の両方に伸ばしていきます
そうして、植物の根が届かない広い範囲から栄養分を集めてきて植物に渡します
菌根菌の菌糸は植物の根や根毛よりも細くてうんと長くて植物が届く範囲よりも
1~10万倍の広範囲から養分を集められるようになるそうです
菌根菌の仲間は自然の野山では当たり前に存在していますが
肥料たっぷりの畑では植物はわざわざ菌根菌を飼う必要がないため
存在しないようです。
当然、植物が生えていなければ、菌根菌も存在しません
その為に絶えず草を生やして、菌根菌を共生させるのです

アスパラガス畑は一度植えれば20年近く収穫できるそうです
その間耕すことはしません
耕すとアスパラガスの根を痛めてしまうからです
そのことを「不耕起」といいます
そしてアスパラガスの根と絶えず菌根菌を共生させるため
作物の成長を妨げない程度に周りに草を生やしておきます
それを「草生栽培」といいます

あわせて不耕起草生栽培と呼ばれていて
有機栽培の栽培方法の一つです

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